結婚生活を長く続けていくほど、すれ違うことだってあるし、大きな喧嘩だって時にはありますよね。
こんなはずじゃなかった。
どうしてわかってくれないの?
きっと誰しも一度くらいは思ったことがあるんじゃないかな?
そんな時に頭を過ぎるのが『離婚』という二文字。自分を守る最大の武器でもあり盾でもある。
この言葉をよく口にしていた時期があります。
それは、新婚生活で一番楽しい時期であろう時。
妊娠していたこともあり、情緒不安定だったのかもしれないし、一緒に暮らすようになって、今まで気にならなかったことが、急に目につくようになったのかもしれません。
『離婚』
この言葉の裏にあった本当の想い。
それは、もっと自分のことを理解して欲しい。どんな自分も受け容れて受け止めて欲しい。
そんな欲求だったように思います。
けれどまだまだ未熟な私には、それをストレートに伝えるということが出来ませんでした。
伝えようとすると涙で声にならなかったり、感情的になって、想っていることと正反対のことを言ってしまったり、黙ったり。
伝えることが出来なかった真意は、心の奥底に『嫌われたくない』『別れたくない』そんな想いが隠されていたんだと思います。
でも今ならわかります。
自分のことを愛してくれた人だからこそ、ストレートに話せば伝わるし、理解しようとしてくれることを。
もちろん、どんな自分でも受け容れてくれるし、受け止めてくれる。
信じていなかったのは、他でもない自分なんです。だから伝えられなかった。
ここに気づいた私だから、今はストレートに話せていると思います。時には、過去の私のようになることもありますが、素直になるまでの時間が短くなりました。
私が変われば夫も変わる。
経験から学んだ大切なことの1つです。